台風19号通過後の曽原湖でシャローカバー撃ち爆発!

【天候】くもり 【水温】14.5℃

 

先の台風19号は福島県の東部を北上したため、阿武隈山地の東側に位置する中通りと浜通りでは、甚大な被害が出ました。

一方、阿武隈山地の西側に位置する裏磐梯では目立った被害はなく、ほぼ平常どおり。

県内で27名の方が亡くなられたことを考えれば自粛ムードが漂うものですが、裏磐梯の現状を発信することには相応の意義があると思い、あえて釣りへ行くことにしました。

 

表磐梯に位置する猪苗代町では、台風通過中は県内1の暴風が吹き荒れたので、激ターンオーバー中の小野川湖へ行けば撃沈すると思い、今回はパス。

まずは桧原湖の様子を見に行くと、水位は40cmほど上昇していましたが、倒木なども数えるほどで、既に流入河川の水位はだいぶ下がっていました。

ただ、川原の草木がなぎ倒されている様子からは、増水時の流量が想像されます。

川底の珪藻もすっかり洗い流れたようで、いつもより白っぽくなっていました。

 

吾妻川

 

しかし、気温10℃で風が吹き続ける中、水温の安定を考慮した深場の釣りに終始することは楽しくないと思えたので、桧原湖もパス。

消去法により、桧原湖よりも風の影響を受けにくく、小野川湖よりも水質がマシである可能性が高い曽原湖で釣ることにしました。

 

お昼前に到着すると、平水時から15cmほど増水しており、桟橋はヒタヒタ。

しかし、水温は先週から2.5℃も下がっていたので、何をすべきか迷いました。

こういった環境(状況)激変の時には、大爆発か撃沈かの両極端となるのが常ですが、ミドルレンジでのライトリグといった弱気の釣りではマックス級は獲れないと判断。

浅場に居残る大型ラージに狙いを絞り、3/8ozラバージグに5インチのクロウ系ワームをセットして、シャローカバーを撃ちまくることにしました。

個人的に、1/4oz+3インチという組み合わせは、"潔くない"ので、あえてこの組み合わせ。

そして、思ったほど透明度は低下していなかったので、カラーはブラウン系としました。

2時間撃って1バイトのつもりで実釣開始!

 

曽原湖の桟橋

 

2艇の先行者が見えたので、オープンウォーターは全て無視。

スキッピングでカバー最奥を攻めて行くと、着底後のシェイク直後に「コツ。」と小さなバイトが!

渾身のフルパワーフッキングをお見舞いすると・・・枝化け(号泣)。

「台風で沈んだ枝ではなかったはずだけどなー。」と思いつつルアーの回収へ向かうと、そこから泳ぎ去る25cmクラスのラージ。

釣れなかったものの、方向性は合っていると思い、ルアーのサイズを下げることなく、ラインを結び替えて続行しました。

 

すると、再びシェイク後にバイトが!

今回は、「グ〜。」と静かに力強くラインを引き込んで行く確かなバイト。

逸る気持ちを抑えてロッドを前方へ倒し、これまた渾身のフルパワーフッキングをお見舞いすると・・・ズズンッ!

直ぐに近くのコカナダモへ突っ込まれましたが、新品の14lbナイロンを信じて"藻団子尾ビレ付"を強引にネットイン!

 

 

コカナダモを取り去って行くと、姿を現したのはブリブリの48cm!

開始30分で早くもビッグフィッシュパターンに辿り着くという理想的な展開となりました。

毎回こうだと良いのですが・・・。

 

曽原湖のラージマウスバス48cm

 

それにしても、体型が素晴らしい!

体高、体幅、どちらも文句ナシのグッドコンディションでした。

さすが曽原湖です。

 

曽原湖のラージマウスバス48cm

 

いきなりこのサイズが出るとはうれしい誤算。

こうなると、身も心もカバー撃ち一色となったので撃ちまくって行きましたが、そう甘くはないわけで・・・。

ただ、バイトがない時間帯も湖岸の紅葉を楽しめるので、釣りに趣があります。

これが10月の裏磐梯の良いところ。

魚を手にすることだけが、釣りではないと思います。

 

曽原湖の紅葉

 

1匹目が釣れた場所と同条件の場所はないので、とにかく撃って行くことにしました。

ノーバイトが続きましたが、これまで魚を釣った経験がないスポットが妙に気になったので、「一応、撃っておくか。」と思い、ピッチングで撃ってみました。

クラッチを入れてシェイクしようと思った時には、「グ〜。」と静かに力強くラインを引き込んで行く確かなバイト。

逸る気持ちを抑えてロッドを前方へ倒し、これまた渾身のフルパワーフッキングをお見舞いすると・・・ズズンッ!

1匹目と全く同じストライクとなり、文章もコピー&ペーストできるほど。

2匹目は46cm!

 

曽原湖のラージマウスバス46cm

 

これまた、素晴らしいコンディション。

寸詰まりの珍しい体型でしたが、それだけに重量感のある魚でした。

ここで、"シャローカバー+ボリュームのあるラバージグ=(ラージの)ビッグフィッシュパターン"という図式が出来上がりました。

通常、このサイズはマズメ時でなければ釣れないものですが、透明度が落ちたことで警戒心が緩んだようです。

 

曽原湖のラージマウスバス46cm

 

確認の意味で、時おりスピナーベイトも試しましたがノーバイト。

こうなると、カバークランキングも効果ナシと思えたので、ラバージグを貫徹することにしました。

ただ、風が厄介。

これまでの経緯から、風表では結果は出ないと思えました。

 

ひととおり気になるカバーを全て撃ち尽くしたところで、1匹目を釣った風裏のエリアへ戻りました。

この頃には、ようやく水温も15℃まで上昇。

「これで浅場へ上がって来ている魚がいればなー。0.5℃だとどうかなー。」と半信半疑で撃って行きました。

 

すると、クラッチを入れてシェイクしようと思った時には、「グ〜。」と静かに力強くラインを引き込んで行く確かなバイト。

逸る気持ちを抑えてロッドを前方へ倒し、これまた渾身のフルパワーフッキングをお見舞いすると・・・ズズンッ!

2匹目と全く同じストライクとなり、文章もコピー&ペーストできるほど。

またしても直ぐに近くのコカナダモへ突っ込まれましたが、新品の14lbナイロンを信じて"藻団子の中からこんにちは"を強引にネットイン!

 

藻団子とラージマウスバス47cm

 

コカナダモを取り去って行くと、姿を現したのはブリブリの47cm!

親指にテーピングを巻いておかなかったら、大変な事態になっていたところです。

 

曽原湖のラージマウスバス47cm

 

これまた、体型が素晴らしい!

体高、体幅、どちらも文句ナシのグッドコンディションでした。

さすが曽原湖です。

 

曽原湖のラージマウスバス47cm

 

夕方を前に、完全にゾーンに入りました。

これまでの流れから行くと、次に釣れるのは、45cmか49cmのどちらか。

後者であることを期待しつつ釣って行きました。

ふと、岸際を見ると、「はは〜ん。そういうことか。」となる生き物の死骸が!

これは、テンやイタチなどの小動物によるものでしょうが、それでも大きなヒントとなりました。

 

曽原湖のアメリカザリガニ

 

3匹目を仕留めたところで、とうとう5インチのクロウ系ワームが裂けてしまったので、スキッピングのしやすさも考慮して、4インチのチャンクに交換。

これで入魂のキャストを繰り返して行きました。

すると、今度は沖へ向かってラインが「スー。」

これまた渾身のフルパワーフッキングをお見舞いすると・・・んんっ?!

 

曽原湖のラージマウスバス

 

49cmのはずが、上がって来たのは30cmクラスのラージ・・・。

それでも、このパターンに確信を得ることができました。

 

その後は気温がグングン下がり始めたので、夕マズメに時合が訪れることはないと判断。

いつもどおり日没まで粘ることはせず、早々に帰路につきました。

今回は、「被災せずに釣りに行けるだけでも幸せだ。」という謙虚な気持ちで釣ったことにより、ルアーから殺気が出ていなかったことが勝因かも知れません。

 

釣果は4本でしたが、総重量は5kgに達したでしょう。

曽原湖を選択して大正解でした。

また、魚探に映る魚をスピニングタックルで狙うことだけが全てではないということも、再確認できました。

今回は、機器よりも自身の直感に従って正解だったと思います。

 

最後に。

台風19号の被害が小さかった会津地方まで訪れる人が少なくなってしまうと、福島県全体に活気がなくなってしまいます。

東日本大震災直後の裏磐梯は、本当にゴーストタウンのようでした。

釣りシーズンは終盤ですが、紅葉狩りのピークはまさにこれから。

アソビも立派な応援ですから、多くの方に福島県の秋を楽しんでいただきたいと思います。

ただ、朝はかなり冷え込むようになりますから、防寒対策をお忘れなく!


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