桧原湖で雨のフライフィッシング

【天候】小雨 【水温】20.0℃

 

早朝の気温が8.8℃と、本格的な秋に突入した裏磐梯。

「会津地方はくもり。夜から雨となるでしょう。」というお天気お姉さんの言葉に従って、水温上昇が期待できるお昼過ぎから出船しました。

 

秋の行楽日和になるとカメムシが発生するのが常なので、前夜のうちにカメムシフライ#10をタイイング。

ドライフライには反応しないことも想定し、ダムゼルニンフをイメージして細身のMSC#10もタイイング。

この2つで浅場を回遊する天才級の大物を釣る作戦で臨みました。

 

湖岸でタックルを組み、いざ出船という段階で、どういうわけか小雨が降り出すという・・・。

「雨は夜からって言ってたじゃない!」と文句を言っても、雨は止まないわけで・・・。

This is Urabandai.

レインウェアを着ても蒸し暑さは感じなかったので、苦戦覚悟で出船しました。

 

今年の桧原湖は例年にないレベルの低水位となっているので岸釣りも楽にできるのですが、逆光では魚影を見つけられないので、どれだけ浅くてもボートが有利。

ただ、浅場の大物は非常に警戒心が強いので、異音を出すとアウト!

いかにステルス接近ができるかが、勝敗を左右します。

 

 

と分かっているものの、とにかく暗くて水中が良く見えない!

雨の日のサイトフィッシングは、非常に目が疲れます・・・。

ようやく魚影を捉えても、その時には既にこちらが見つかっているという・・・。

「雨よ止め!」という念力も、全く通じませんでした(泣)。

 

まさかのライズがないかと広範囲を見まわしましたが、水面には雨粒の波紋が広がるばかり。

行きの車内ではライズ撃ちをイメージしていたのですが、それは単なる幻想。

思い通りに事は運ばない・・・釣りの難しさを思い知らされました。

 

しかし、諦めたらそこで終わりなので、根性のみで続行。

すると、幸運なことに左手から3匹が回遊して来ました!

ボート上でしゃがみ、進行方向にいつものドライフライ#12をソフトプレゼンテーション。

2匹はフライの下を素通りして行きましたが、最後尾の1匹がフライの数cm手前で静止。

アクションを加えたい衝動を抑えてガマンしていると、相手は数秒間フライを観察してから「パコン。」・・・ストライク!

"会心の1本"と言える42cmのスモールを仕留めることができました。

 

 

「コレで間違いない。」とパターンに自信を持ちましたが、時間経過とともに更に水中が見にくくなり・・・。

魚の密度とドライフライのアピール力を考えると、ブラインドフィッシングではあまりに効率が悪く、どうしたものかとしばし思案。

前半で大物ラージを見かけたエリアへ入り直しました。

 

相変わらず雨と暗さで水中は見えなかったものの、相手が移動していないことを期待して撃ちまくり。

すると、唐突に「モワン。」と水面が乱れて・・・ストライク!

ちょっと出来過ぎとも思える展開で仕留めたのは、ラージ46cm!

やはり、浅場の天才級はデカイ!

 

 

口内を覗いて見ると、フライは奥にしっかりと刺さっていました。

これは、魚が違和感を全く抱かずにフライを吸い込んだ証拠。

自分のフライが魚に認められるのは、素直にうれしいものです。

バイス上では最高傑作、釣り場では駄作という例もありますから・・・。

 

 

その後、少し雨脚が弱まると、フックサイズ#18相当のカディスの大量羽化が始まりました。

「これは!」と期待していると、どういうわけか再び雨脚が強くなるという・・・。

思い通りに事は運ばない・・・再びです。

 

 

雨が強まるとともに気温もガクンと下がり、浅場から魚の気配が消えました。

意味もなく頑張って風邪をひくのも馬鹿らしいので、夕マズメを前に撤退。

裏磐梯の天気に翻弄されるかたちとなりました。

 

今日はフライフィッシングにはあいにくの天候となってしまいましたが、こればかりは仕方ありません。

10月上旬までの晴天の日には、カメムシパターンの可能性があるので、タイミングが合えば再挑戦したいと思います。

また、カディスや蛾の存在も気がかり。

 

秋は深場での釣りが王道と一般的には考えられていますが、穏やかな日の午後であれば、一発大物の可能性を秘めた浅場も見逃せません。

フライタックルを仕舞うのはまだ早い!


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